2024年1月6日(土) 25:00~27:00

ザ・ノンフィクション特別編『たどりついた家族~海の向こうの戦火と涙~』

次回の放送予定

2024年1月6日(土) 25:00~27:00

初回放送:2023年6月25日

★第60回ギャラクシー賞「報道活動部門」奨励賞 受賞作

2022年5月、東京・東新宿の都営住宅で3人の親子が暮らし始めた。

「こんにちは」と日本語でスタッフに挨拶をするのは、小学校に入学して1カ月のレギナちゃん(6)。「いつ帰れるか分からないのよ」と息子のマトヴェイくん(4)に語りかけていたのは母・マーヤさん(45)。まるで、自分に言い聞かせるように…。

親子はわずか2カ月前、戦火の中を脱出し、日本へ逃げてきたウクライナからの避難民。日本人の和真さん(35)と結婚した長女のアナスタシアさん(22)を頼って、遠く離れた日本にたどり着いたのだ。日本語も何も分からないまま、始まった東京での暮らし。レギナちゃんは小学校へ。マトヴェイくんは幼稚園へ。日本での生活になじんでいく子どもたちを見守りながら、母・マーヤさんは、どうしても戦火の故国に帰らなければならない理由を抱えていた。それは、残してきた兄の存在。障害のある兄を一緒に日本へ連れてくることはできず、今は亡き夫の母が面倒を見てくれている。義母も高齢で、ずっと兄を預けておくわけにはいかなかった。

2022年10月、ロシアによるウクライナ全土への攻撃が激化するさなか、母・マーヤさんは周囲の猛反対を押し切って「一時帰国」を決断する。しかし、ウクライナへ帰る機中で、母が意識を失ったとの連絡が入る。母の体に一体、何が起きているのか…。一方、アナスタシアさん夫婦と、幼いきょうだい2人の生活。仕事をしながらの慣れない子育て。日本の大学に入るための受験勉強も思うようには進まない。アナスタシアさんも次第に追い込まれていく・・・。

ロシアによるウクライナ侵攻が始まって1年…東京の片隅で、愛する故郷の戦火に翻弄される家族をみつめた。

出演者・スタッフ

【語り】
芳根京子
【演出】蔵本卓大
【ディレクター】井本早紀・草彅伶央・安田裕紀
【プロデューサー】高橋龍平
【チーフプロデューサー】西村陽次郎
【制作】めざましテレビ ニュース班
【制作著作】フジテレビ
【番組テーマ曲】
〈曲名〉サンサーラ
〈作詞・作曲〉山口卓馬、書上奈朋子
〈歌〉suis from ヨルシカ

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