次回放送:2024年5月6日(月) 24:30~
第138回
C53形蒸気機関車と若き島秀雄 ~鉄路の継承~
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きたるべき新世代に向けて設計された旅客用高速蒸気機関車C53。それは、大正期につくられた名機・C51の後継機として開発された。思わず息をのむ、機械の極北のごとき完成美。3シリンダーの奏でるリズムは、3拍子のワルツのように軽やかといわれた。
しかし国産初となる3気筒の挑戦は困難を極めた。そんなC53の設計メンバーには、のちに東海道新幹線の開発を手掛ける若き日の島秀雄がいた。
島秀雄はこう語る。
「合理的なメカニズムは美しくなければならない。美しい機械は、性能も素晴らしい」
しかしC53の開発と運用には、激動の昭和の幕開けを象徴するかのように、数多くの苦難と試練が待ち構えていた。
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