＜午後の名作ドラマ劇場＞『総理と呼ばないで』

【第10話】
総理(田村正和)は、暴力団との黒い癒着問題で、証人喚問をされることになった。党の存亡にも関わり、党長老らは、すべて補佐官(小林勝也)の責任にし、シラを切れと総理に圧力をかけていた。
　本当に補佐官の“黒い癒着”を知らなかった総理はどうするべきか、迷いに迷う。そして、副総理(藤村俊二)に「本当に守るべきものは何かを考えたらいかが」と進言された総理はある決意を固め…。
【第11話（最終話）】
　総理(田村正和)の会見は、ローカルテレビ局のカメラ一台と、総理を追い込んだ記者(灰崎武浩)しか集まらなかった。首席秘書官(西村雅彦)、夫人(鈴木保奈美)、お嬢さん(佐藤藍子)、青年(筒井道隆)ほかメイド(鶴田真由)や官房スタッフたちも会見室に出向き、総理の言葉を見守る。

　1997年4月8日～6月17日にフジテレビで放送された田村正和さん主演の連続ドラマ「総理と呼ばないで」。鬼才・三谷幸喜が、内閣支持率の低下に頭を痛める内閣総理大臣を主人公に書き下ろした、笑いと感動いっぱいのストーリー。
　BSフジでは、田村さんへの追悼の意を込めまして、5月31日(月)から月～金曜16:00にこのドラマを放送いたします。（全11話）