『みんなでSDGs』

サンゴ礁には多様な生き物が生息し、単位面積あたりの生物の種類が地球上で最も多い場所のひとつとも言われている。しかし、近年の環境の変化によりサンゴは減少。しれに伴い、生態系に大きな影響を与えている。そんな海の環境を配慮した日焼け止めを開発した化粧品会社がある。サンゴに悪影響を与える紫外線吸収剤を使わずに、紫外線散乱材という成分を使った日焼け止めだ。その紫外線散乱剤でも、細かくするとサンゴの呼吸を詰まらせるためできるだけ小さくせず、尚かつ使用感も損ねないように作られている。海外では紫外線吸収剤が禁止されているが、日本ではよく使われている。人にも環境にも良いものがなく、この日焼け止めを作るに至った。開発担当者は、消費者が意識せずに環境配慮されたものを選ぶような、そんなものづくりをしたいと話す。私たちも日常に使うものから環境を守るものを選んでいきたい。