©カンテレ

2024年7月1日(月) 16:00~18:00

『エルピス -希望、あるいは災い-』

次回の放送予定

2024年7月1日(月) 16:00~18:00
「第1話、第2話」

「第1話」
 大洋テレビのアナウンサー・浅川恵那(長澤まさみ)は、かつてゴールデンタイムのニュース番組でサブキャスターを務め、人気、実力を兼ね備えた女子アナだったが、週刊誌に路上キスを撮られて番組を降板。現在は、深夜の情報番組『フライデーボンボン』でコーナーMCを担当している。ある日、番組で芸能ニュースを担当する新米ディレクターの岸本拓朗(眞栄田郷敦)に呼び止められた恵那は、ある連続殺人事件の犯人とされる死刑囚が、実は冤罪かもしれないと相談される。
 両親が弁護士という裕福な家庭で育った拓朗は、持ち前のルックスも手伝って、仕事の実力とは裏腹に自己評価が高く、空気が読めない男。とある理由で報道、ましてや冤罪事件とはもう関わりたくないと思っている恵那の気持ちなどお構いなしに、事件の真相を追うために力を貸してほしいと頭を下げる。拓朗がそこまで躍起になるのには、ある事情があり…。
 拓朗によれば、冤罪疑惑はある有力筋から得た情報だという。だが、かつて自分が報道したこともある事件だけに、にわかには信じられない恵那。そのうえ事件が起きたのは10年近くも前で、犯人とされた男の死刑もすでに確定している。恵那は、すでに風化した事件を掘り起こすことは得策ではないと一蹴するが、それでも拓朗は懲りずに、報道局のエース記者・斎藤正一(鈴木亮平)を頼る。そして、事件当時の話を一緒に聞きに行こうと無邪気に恵那を誘うが…。

「第2話」
 「真犯人は野放しになっている」―、岸本拓朗(眞栄田郷敦)の言葉がまるで何かの合図だったかのように、行方不明になっていた中学2年生の女子生徒が遺体で発見される。かつて世間を騒がせた連続殺人事件と同じ手口で殺害され、遺体発見現場も同じ神奈川県八頭尾山の山中。これは偶然か、それとも―。
 当時犯人として逮捕・起訴された、松本良夫死刑囚(片岡正二郎)の冤罪を訴えていた拓朗の言葉に、わずかな可能性を見た浅川恵那(長澤まさみ)は、番組で過去の事件を調査報道したいと考える。しかし、プロデューサーの村井喬一(岡部たかし)に取り合ってもらえるはずもなく、恵那はひとまず、一人で事件を洗い直す事に。そして、当時14歳で、逮捕当日に松本の家で保護されたヘアメークのチェリーこと大山さくら(三浦透子)が書きためた裁判記録をもとに、松本が殺人を犯したとされる日の足取りを確認すると、検察側のある主張に違和感を覚える。
 一方、事の重大さに気づき、一度は真相究明から手を引いた拓朗だったが、恵那が本格的に動き出した事を知り、自分も手伝いたいと申し出る。中途半端な覚悟にあきれつつも、とりあえず戦力として拓朗の力を借りる事にした恵那。するとその矢先、担当弁護士の木村卓(六角精児)を通して面会を申し込んでいた松本死刑囚本人から、恵那宛てに手紙が届く。さらに、思いもよらない人物から1本の電話がかかってきて…。

出演者・スタッフ

<出演者>
長澤まさみ
眞栄田郷敦
三浦透子
岡部たかし
筒井真理子
鈴木亮平
<スタッフ>
脚本:渡辺あや
演出:大根仁/下田彦太/二宮孝平/北野隆
プロデューサー:佐野亜裕美
クリエイティブプロデューサー:稲垣護

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