国宝 狩野永徳≪唐獅子図屏風≫(右隻、部分)桃山時代(16世紀) ※皇居三の丸尚蔵館収蔵

2024年5月18日(土) 20:00~21:55

<BSフジサタデープレミアム>『皇室のみやび 皇居三の丸尚蔵館の名宝』

次回の放送予定

2024年5月18日(土) 20:00~21:55

皇居東御苑にある三の丸尚蔵館は、皇室から国への美術品類の御寄贈を契機として平成5年(1993)開館。それまでなかなか観ることが叶わなかった、かつて「御物」と呼ばれた皇室の名品を初めて一般に公開した。 
開館30周年を迎えた令和5年(2023)秋、全館建て替えを行う館はⅠ期棟の完成と共に「皇居三の丸尚蔵館」と名前を変えて新たな国立博物館としてスタート。2023年11月3日より始まった開館記念展は、2024年6月にいたる4期8ヵ月に渡る大規模なもの。近年続々と国宝・重文指定が続く収蔵品から誰もが知る有名作品や公開の少なかった秘蔵の傑作、今後注目の名品が続々と展示され国内外のアートファンから熱い注目を浴び話題となっている。
番組は仲間由紀恵をスペシャルナビゲーターに迎え、8ヵ月に及ぶこの開館記念展を独占長期取材。新たな形で皇室のみやびを受け継いていく三の丸尚蔵館の新スタートを、公開作品を軸にその収蔵の成り立ちと名品の来歴等を未来に向け記念碑的に描き出す大型スペシャル番組。      

【注目のみどころ】
国宝6点+取材期間中に決定の新国宝も!
近年続々と指定が続く、国宝・重要文化財作品。6点の国宝に加え、取材期間中展示されていた名品が、新たな国宝として2024年度の新指定予定となるというサプライズもあった。

<登場する国宝>
①狩野永徳「唐獅子図屏風」~桃山期の大傑作!信長秀吉お抱え絵師の真筆最大作。
②伊藤若冲「動植綵絵」~日本美術で最も人気の一人、若冲の最高傑作連作が多数登場。
③「蒙古襲来絵詞」~鎌倉時代の元寇を描いた中世の戦争巨編絵巻 世界唯一の絵画資料
④高階隆兼「春日権現験記絵」~藤原氏氏社の由来を描く中世絵巻の至宝。複数場面紹介。
⑤小野道風「屏風土代」~「三跡」筆頭の書の達人道風35歳の千年の時を超えた名筆。
⑥藤原定家「更級日記」~現存全写本の元となった最古作品。平安女性の胸打つ回顧録。
⑦伝 藤原行成「雲紙本和漢朗詠集」~2024年度新指定予定!平安最高の文化人貴公子、藤原公任の名ソングブック。
その他、御所伝来の数々の大型の名屏風、伝 永徳「源氏物語図屏風」海北友松「浜松図屏風」「簾屏風」、大火などから守り受け継がれた楽器や香りのあそび道具、近代からは明治・大正・昭和の天皇皇后の愛蔵品が多数初出品、空襲で類焼した幻の明治宮殿の超絶技巧、重要文化財「蘭陵王置物」横山大観最大作「日出処日本」も登場!

出演者・スタッフ

<出演者>
ナビゲーター・語り:仲間由紀恵
ナビゲーター:池上英洋(美術史家・東京造形大学教授)
島谷弘幸(皇居三の丸尚蔵館館長・国立文化財機構理事長)
皇居三の丸尚蔵館 専門研究員のみなさま
ナレーション:斉藤茂一
音楽:グスタフ・マーラー、エドワード・エルガー

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